線維筋痛症かもしれません|この病気の薬物療法の今後

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全身に激痛が起きる病気

中年女性

痛みの特徴

線維筋痛症とは、全身に激しい痛みが慢性的に出てくるものを言います。痛みの特徴としては、軽い痛みから激痛まで様々であるのですが、広範囲に渡る痛みがあります。同じ場所に留まらずに時間が経つにつれて移動したり、季節や気温によって変化したりする事もあると言われています。また、激しい疲労や倦怠感・頭痛・不眠・めまい・抗うつ気分などの自覚症状も伴います。確実に分かっているものはないのですが、手術や事故、強い身体的・精神的ストレスなどが線維筋痛症の原因となっているのではないかと考えられています。薬物療法や代替療法などが線維筋痛症の治療として使用されています。線維筋痛症は、筋緊張亢進型・腱付着部炎型・うつ型の3つのものがあり、それぞれの型に合った薬が使用されます。筋緊張亢進型は痛みを起こす神経を抑えるプレガバリンを投与されます。そして、腱付着部炎型では非ステロイド系炎症薬や抗リマウチ薬であるサラゾスルファピリチンが投与され、うつ型には抗うつ薬や抗不安薬が使用されています。

この病気の薬物療法の今後

疲労感やめまいなど、様々な症状を伴って、全身に激痛が走る線維筋痛症ですが、発症例が少ないため、病名自体を知らない人も多いと言われています。そのため、発症しても他の病気だと思われてしまったり、症状が軽いものであれば、気のせいだと言われてしまう事も多いというのが判明しています。現在では、線維筋痛症になる確実だと言える原因がまだ不明であるために、根本的な治療が見つかっていないのが現実です。しかし、近年では線維筋痛症の激痛を抑える効果のあるとされている抗うつ薬や、ガバペンチン・プレガバリンなどの抗てんかん薬を使用する薬物療法が効果的であると注目されていますが、現在ではまだ保険適用にはなっていません。今後は近いうちに、これらの薬物療法が保険適用になると考えられており、普及していくのではないかと予測されています。薬物療法の他にも認知行動療法や有酸素運動療法による治療が行われており、線維筋痛症の治療としては中心的なものとなっています。一つの治療で効果を求めるのではなく、色々な治療を受け、長い目で治療に取り組むことが大切です。